月の形が変わるのはなぜ?

月の形が変わるのは、地球の周りを月が回っているからです。

月が太陽の光に照らされる場所が変わるため、太陽の光が当たらないところは影となって見えなくなります。地球から見ると月の形が変化しているように見えるのです。

月齢とは

「月齢」という言葉あります。新月から何日経過したかを示す数字です。

新月を0として、翌日が1、その次の日が2と1日経過するごとに1ずつ数が増えていきます。

月の呼び名・名前

月には趣のある呼び名があります。満月、新月、三日月くらいしか思いつかなかったけど、、

月齢0(1日目の月):新月

新月は、地球から見て月と太陽の方向が同じになり、月から反射した太陽の光が地球に届かないため、地球から月が見えない状態です。

1日目の月であることから、はじめを意味する「朔」という文字を使って、「朔月(さくげつ)」とも呼ばれます。

月齢1(2日目の月):二日月

新月の翌日に現れるのが糸のように細い月、「二日月(ふつかづき)」です。

日没ごろ、西の空の低い位置に現れますが、秋だと20分程度、他の季節だと1時間程度しか見ることができません。

月齢2(3日目の月):三日月

3日目の月が「三日月(みかづき)」です。

三日月も、二日月同様、日没ごろに西の低い空で見られます。

月齢6(7日目の月):上弦の月

「上弦の月(じょうげんのつき)」は、満月を縦半分に切った形の月で、7日目に見られます。

この形が、弓の形に見えることから「弓張月(ゆみはりづき)」ともいいます。

月齢12(13日目の月):十三夜

13日目の月が「十三夜(じゅうさんや)」です。この月は、満月の次に美しいといわれています。

月齢14(15日目の月):満月

15日目になると、満月を迎えます。満月は、月が太陽の光を受けてまんべんなく反射するため、欠けることなくまん丸の状態で見られる月のことをいいます。

特徴は、一晩中見られること。15日目の月なので、「十五夜(じゅうごや)」とも呼ばれます。

月齢15(16日目の月):十六夜

16日目の月を「十六夜(いざよい)」といいます。

ここから、新月に向かって少しずつ欠けていきます。

月齢22(23日目の月):下弦の月

上弦の月が反転し、左側半分の月が「下弦の月(かげんのつき)」です。ほぼ夜中の12時前後にのぼります。

月齢25(26日目の月):二十六夜月

26日目の月が「二十六夜月」です。

三日月と反対を向いていて、夜中の1時から3時の間に東の空に見られます。

月齢28.2(28、29日目の月):明けの三日月

新月の前ころに見られるのが「明けの三日月」です。

明け方に輝いて見えることからそう呼ばれています。