見どころ
早見和真さんの同名ベストセラー小説を、妻夫木さん主演で映像化。
人々の悪意にさらされ続けた女性死刑囚を竹内結子さんの演技がすごいです。
監督は『愚行録』で妻夫木聡さんとタッグを組んだ石川慶監督です。
ストーリー
佐々木慎一は、幼なじみの田中幸乃が、元交際相手の住むアパートに火を放ち彼の妻子を焼死させたとして死刑判決を受ける姿を法廷で見つめていました。
幼少期の幸乃を知り、そしてある負い目を持つ慎一は、彼女が真犯人ではないと感じていました。
幸乃を救いたい一心で、味方を探して幸乃の姉や中学校時代の同級生など
彼女の人生を知る様々な人々に会いに行きますが、先々でその凄絶な過去を聞かされることになります。
そしてともに幸乃の幼なじみで弁護士となったの丹下翔と再会しますが、次第に意見が合わなくなっていきます。
一方で近づいてくる死刑の時を淡々と待つ幸乃。
刑務官の佐渡山瞳は、その姿に惹かれ始めていきます。
登場人物
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出演(佐々木慎一):妻夫木聡(田中幸乃):竹内結子(丹下翔):新井浩文(佐渡山瞳):芳根京子(八田聡):山中崇芦名星馬淵英里何有福正志(井上敬介):池内博之(倉田陽子):ともさかりえ監督石川慶原作早見和真音楽窪田ミナ脚本後藤法子
エピソード
第1話
元交際相手の妻子を焼死させたとして、死刑判決を受ける田中幸乃の裁判を
幼馴染の佐々木慎一は傍聴していました。
「誰かが悲しい思いをしたらみんなで助ける」という幼馴染みの間の約束を頼りに、慎一は幸乃の義姉・陽子に会いに行きます。
第2話
幸乃が中学生時代に起こした強盗傷害事件の真相を探るため、慎一は元同級生の理子を捜し出します。
当時の幸乃と理子は本好きという共通点から親しくなったが、ある事件がその関係を壊してしまったことを慎一は知ります。
第3話
慎一は、被害者遺族である井上敬介と幸乃の関係が書かれたブログを発見。
ブログの管理者である敬介の友人の八田聡に会うことで、事件当時、幸乃がどのように生きて何を想っていたのかを知ることとなります。
第4話
翔と仲たがいしたまま、孤独な調査を続ける慎一。
幸乃が親しくしていたアパートの管理人・草部は、幸乃の味方だと言ってくれます。
その頃、翔はあることがきっかけで幸乃への想いを改め始めます。
第5話
敬介の居場所を突き止めた慎一は、真相を聞きたい一心でつきまとうが相手にされません。
しかし、幸乃との間に何があったのかと慎一は執拗に問いかけ、敬介はずっと抱き続けていたある想いを打ち明け始めました。
第6話
ついに幸乃と面会をした慎一は、ずっと言えずにいた過去のある負い目について、全てを告白します。
しかし、幸乃の想いはすでに慎一とは遠く離れた所にありました。
死刑執行を阻止するため、慎一と翔は奔走しますが・・・・
まとめ
竹内結子さんと妻夫木聡さんの演技が凄いです。
裁判シーン、裁判官の「被告人を死刑に処す」という場面から始まるのですが、幼馴染の慎一がそんな事件を犯すはずがないと信じて、幸乃の不遇の人生を追っていきます。