なかなかここまで首があがりませんが…
コブラのポーズ!です。
コブラのポーズで後ろ姿美人に
ほかにも、ストレス解消や、疲労回復にも効果があるといわれています。
ポーズ名の由来
コブラのポーズは、サンスクリット語で「ブジャンガ・アーサナ」といいます。
ブジャンガは大蛇、アーサナはポーズという意味があり、うつ伏せの状態から上半身を大きく反らせる姿が、コブラが首を持ち上げた姿と似ていることからこの名前がつけられました。
効 果
コブラのポーズは、ヨガのポーズの中では難度が低い?ポーズですが、大きく体の筋肉を動かすため、腰痛緩和や背中の引き締めなど、さまざまな効果があるといわれています。
1. 腰痛緩和
コブラのポーズは、腰の後ろや背中の柔軟性を高めるため、腰痛予防や改善効果が期待できます。また、骨盤周囲の筋肉を刺激することにより、坐骨神経痛の緩和にもつながるといわれています。
2. 背中の引き締め
背中を大きく反らすコブラのポーズは、背筋が強化されることにより、猫背の矯正や背中の引き締め効果があります。そのため、デスクワークで前傾姿勢になりがちな方にもおすすめのポーズです。
3. 肩こり解消
コブラのポーズでは、肩甲骨周りの筋肉も大きく動かすため、肩こりの予防や解消効果があり、二の腕の引き締め効果も期待できます。
4. 呼吸機能の向上
コブラのポーズは、上半身を反らすときに胸筋もストレッチされることで、肺に酸素を取り入れやすくなります。呼吸器機能が向上すると、血流改善効果があるだけではなく、ストレス解消にもつながります。
また、女性にうれしいバストアップ効果も期待できます。
5. リラックス
コブラのポーズには、ストレスを軽減し、リラックスする効果もあります。不安やストレスを感じているときは猫背になってしまいがちなので、呼吸も浅くなってしまいます。
そのため、コブラのポーズで後屈することで、深い呼吸ができるようになり、緊張緩和にもつながります。
やり方
無理のない範囲で上体を反らしましょう。
上半身を起こすのが難しい場合には、おなかを床につけたままの「スフィンクスのポーズ」がおすすめです。
1. うつ伏せの状態からスタートする
2. 足を腰幅に開き、足の甲を床につけ、おでこの下で両腕を組む
3. 腕を胸の横へ置き、脇を締める
4. 息を吸いながら、両手で床を軽く押しながら上半身をゆっくりと起こす
5. 胸を天井へ向けるように伸ばし、呼吸を整える
6. 息を吸いながら肘を伸ばし、上半身を反らす
7. 目線は斜め上の天井に向ける
8. 肩甲骨を寄せて、30秒ほどその姿勢を保つ
9. 息を吐きながら元の位置に戻す
10. 数呼吸休んでから、1〜9を繰り返す
ポイント
コブラのポーズは、簡単な動き?のポーズですが、一つひとつの動作を丁寧に行うことで高い効果につながります。
腹筋と背筋の力で上半身を引き上げる
コブラのポーズで上半身を反らすとき、腕の力で体を起こしたり支えたりするのではなく、腹筋と背筋を意識して行うのがポイントです。腕の力で無理矢理上半身を起こすと、体を反らしすぎてしまう場合があり、反り腰になったり腰を痛めたりしてしまう場合があるので注意が必要です。
肩をすくめない
上半身を反らせるときに、力が入り、肩をすくめないように注意しましょう。肩を耳から離すようなイメージで首の後ろを伸ばしてリラックスさせることで、首のこりや肩周りの筋肉がほぐれ、肩こり解消にもつながるといわれています。肩甲骨をしっかり寄せて、脇をしっかり締めるとポーズがとりやすくなります。
顎を上げない
上半身を反らせたときに、顎が上がらないように注意しましょう。重心がおなかにあることを意識しながら行うと、上半身に力が入りづらくなります。骨盤が床から浮いていないか、骨盤が前傾して反り腰になっていないかなども、ポーズをする上で意識しましょう。
1日5分のコブラのポーズを習慣に
コブラのポーズは、簡単なので5分あれば行うことができます。全身を気持ち良く伸ばすことができ、深い呼吸につながることから、リラックス効果も高く、質の良い睡眠をとりたい人にもおすすめです。
気持ちの良いペースで腹式呼吸をすることで、自律神経や胃腸の調子も整えてくれるため、毎日の習慣にしてみたらいいと思います。思ってるだけじゃダメ!