太陽礼拝のポーズです。
基本となる連続ポーズを繰り返すポーズです。
息を吸いながら1動作、吐きながら次の1動作と、呼吸に合わせて動作を連動させていきます。
「太陽礼拝」は、英語ではSun Salutation(サン・サルテーション)と呼ばれ、サンスクリット語では「スーリヤ・ナマスカーラ」、または「スーリャ・ナマスカル」とも呼ばれています。
ちなみに、スーリヤは「太陽」を、ナマスカーラは、「礼拝」を表す言葉になります。
連続したポーズをとることで、「一日の始まりに、太陽に挨拶し、その恵みに感謝する」という意味があります。
「動く瞑想」とも言われています。
やり方
太陽礼拝のポーズのやり方
1:まっすぐに立ちます。
背筋を伸ばし、頭からつま先まで一直線になるように立ってください。
肩の力を抜き、顎を引いて、目はまっすぐに遠くを見ます。
2:ひたいの斜め上で、両手を拝むように合わせます。
息を吸いながら、両手をそのまま天井に向かって伸ばすイメージで、体全体を伸ばしてください。
足の裏はしっかり地面につけ、肩に力が入りすぎないように気を付けましょう。
顎が不自然に上がりすぎないようにしながら、目は伸ばした前方の手の指先あたりを見るようにします。
3:息を吐きながら両手をおろし、ゆっくりと床につけます。
可能な範囲で腰を折り、上半身を前に倒していきましょう。
手を床につけるのが難しければ、すねに手を添えてください。
太ももに胸をつけるようなイメージで、首の力を抜き、目は足のあいだから遠くを見るようにしてください。
4:息を吸いながら、左足に重心を移します。体重を左足にかけつつ、右足を後ろに伸ばしてください。
両腕は体の左右に置き、手のひらは床にベタッとつけず指先の力で体を支えます。体全体が正面を向くようにバランスを整えながら、胸と肩を開き、丸く縮こまらないようにしましょう。
5:息を吐きながら、左足を後方に伸ばしていきます。
両手を床についてしっかりと体を支え、両足をそろえます。
かかとはできるだけ遠くに伸ばすようにします。
両手両足で、床に体重をしっかりかけるのがポイントです。
6:息を吸い、吐きながらひざを床に近づけましょう。
脇を締め、肘を後ろに曲げ、胸と顎を手の位置より前に下ろします。
7:息を吸いながら、足を後ろに伸ばしていきます。
同時に、上半身を起こします。目線は正面の遠くに向けます。
8:息を吐きながら手と足の裏を床につき、お尻を高く上げる「5」のポーズに戻ります。
9:息を吸いながら、右足に重心を移していきます。右足に体重をかけつつ、左足は後ろに伸ばしてください。
両手は体の左右に置き、手のひらを床にベタッとつけないように指先の力で体を支えます。
体全体が正面を向くように体勢を整え、胸と肩を開きましょう。左足が重心となる「4」のポーズと反対の形になります。
10:後ろに引いた左足を前に戻しながら、両足をそろえます。
両手は床につけたまま、上半身は前に倒すようにします。「3」のポーズに戻る形になります。
11:息を吸いながら、背筋を伸ばします。
両手を伸ばして合わせ、斜め上方向に伸ばす「2」の姿勢に戻ります。
12:最後は、両手を下ろしながら体の横でそろえ、まっすぐ立ちます。
最初の「1」の姿勢に戻って終了です。
効 果
1. 柔軟性・代謝アップ
太陽礼拝の一連の動きを3回ほど繰り返すと、関節の柔軟性が高まり、全身が活性化され、心と体がすっきりしてストレス解消などの効果が期待できます。
血液循環が良くなることで、肩こりや低血圧、疲労、便秘、冷え性などにも良いとされています。
2. 精神的安定
呼吸と連動させて動作を行うため、脳にも酸素が行き渡り、頭もスッキリとした感覚が得られます。
深い呼吸を意識することで、気持ちも落ち着かせることができます。
まとめ
絶対この順番でやらないといけないというものではないので、
無理をせず、続けたいです!
1日を元気に過ごすために・・